社会人が働きながら薬剤師国家試験に合格する勉強法

今日は、薬剤師国家試験現役生に向けた記事ではない。
惜しくも現役時代、薬剤師国家試験に落ちてしまい、
だが国家資格を使わない職種への内定が出ていたため、
そのまま社会人になった人への、働きながら勉強する、薬剤師国家試験の再挑戦方法である。
だが、現役の薬学生にも参考になるだろう。
ぜひ読んでみてほしい。

まずは意識してほしい国家試験自体の難易度

まず、これを守れというのが一つある。

それは、
簡単な年の薬剤師国家試験を狙うこと。

簡単というと語弊があるか?
合格しやすい年の薬剤師国家試験を狙うこと。
「え?そんなの見極める方法あるならとっくにやってるわ」
と思うだろう。
一応、僕の独断と偏見によるものであるが、
合格しやすい年というのはあらかじめわかる。
それは、傾向、形式が変わる年である。

直近で言ったら、
禁忌肢が問題に追加される104回薬剤師国家試験である。
つまり今年。

なので、
勉強するかどうか迷っている社会人がいたら、
今年は挑戦してみるといいだろう。
もちろん、必死で勉強すること。

具体的な勉強法をポイントで

具体的な勉強方法は、
・予備校の土日の直前講座に出席して、そこで配られたプリントと授業内容を完璧にすること。
物理、化学、生物はそれだけを完璧にすれば十分だ。
・必須問題の練習をすること。
・過去問は、正答率が高い問題から解いていくこと。
・薬理、薬剤、衛生は参考書をとにかく読み込むことも必要である。
・治療、法規は過去問一周と直前講座の内容
(治療は深追いしないこと。それならその時間は法規の勉強へ使用すること)
・実務は直前講座の内容を完璧にしたら、参考書も読む。そして問題を解くときにその都度考えて食らいつく。

これで、ある程度戦えるようになるだろう。
あとは運次第である。

実際に合格した人も見たことがある

僕の予備校時代、
社会人の友達に週一回勉強の仕方と勉強を教えていたが、働きながら勉強したにも関わらず無事合格している。
その友人は年明けからの勉強で合格したので、
今回書いた方法を使えば、
2か月で一応戦えるような状態にはもっていけるということである。
合格したのは101回薬剤師国家試験。
合格基準が変更になった年であった。

ポイントはもちろん、
とにかくやることを減らし、やったことは完璧にすること。

当たり前であるが、
ブランク期間が少ないほど、合格を手にしやすい。
知識は見る見るうちに目減りしていき、数年経つと完全に消えてしまうだろうからだ。

そして、現役時代にとっていた点数が高いほど合格を手にしやすい。
一度落ちた点数を取り戻すのは、点数を上げるのに比べ、割と簡単であるからだ。

生活の工夫も必要

社会人は、できるだけ早く帰宅して勉強時間を捻出する等の工夫も必要になる。
それが出来るかどうかも合格のカギである。

ではまた明日。

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