薬剤師国家試験で使える豆知識シリーズ治療編 検査

今日の豆知識は治療についてである。
豆知識というかテクニックだろうか。

薬剤師国家試験勉強で覚えなければならない、
または理解しなければならない検査の問題。
予備校時代は、生徒が理解できないためか、
何度も何度も繰り返し講師が教えていた。

僕はというと、
できるだけ考えるのと努力するのが嫌いな人間であるので、
大体に共通する法則を見つけ、とりあえず飛ばしてしまった。
特に、予備校講師が言うほどこの分野はあまり点数に繋がらない気がしていたし。
では、早速。

負荷試験は、負荷を行って反応がなければ病気は陽性である。

どうだろうか。
では、解説をする。

まず考えてほしい。検査とは何だろうか。
要するに病気かどうか判定するのが検査である。
検査をして体の機能に異常が起きているかを判定するのだ

で、
異常が起きているかを調べるためにわざと体に極端な負荷をかけて、
体が正常に反応するかを確認しているのが負荷試験である。

例えると、
人をサウナにぶち込んで汗が出たら正常ですよ、
出なかったら汗を出す機能に異常がありますよってことである。
サウナにぶち込んだら基本的に汗が出るに決まっているからだ。

理解できただろうか。
カプトリル負荷試験やらクロニジン負荷試験やら糖負荷試験やら世の中には、沢山の負荷試験がある。
だが、冒頭に書いた一言をを念頭におけば、簡単に負荷試験が理解できるようになるのだ。

では、例として一つ、糖負荷試験の理解をしてみよう。
糖負荷試験は、
75gOGTTという、経口で75gのグルコースを摂取しその後の反応を見る試験がよく行われる。

空腹のまま採血
グルコースを服用
負荷後30分、60分にて採血

太字部分を理解しよう。

では、まずは糖尿病ではない健康な人はどうなるだろうか。
糖を摂取したら、通常であればインスリンが分泌され、30分くらいで血糖値が下がる。
もう一度言う、糖を摂取したら血糖値が下がる。
先ほどの話で言う、サウナに行けば汗が出るのと同じである。

では、糖尿病の人はどうだろうか。
糖を摂取しても血糖値が下がらない、または下がるのが遅れるのだ。
なぜなら糖尿病患者は、インスリンが出にくい又は、効きにくいからである。
冒頭の文章に戻って考えてみよう。
極端な負荷(糖を摂取)しても反応(血糖値がさがら)ない

どうだろうか。
簡単に理解ができたのではないだろうか。
この大原則を覚えれば他の負荷試験も同様に理解ができるだろう。
こんなところさっさと理解してほかの分野に時間をかけるのがよろしい。

ガイドラインを見るとわかるが、実際にはこれだけでは糖尿病とは判断できない。
ちゃんと薬剤師にあって働いたら自分で勉強すること。

ではまた明日。

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