薬剤師国家試験の勉強では統計の問題は捨てろ

「昨日インシデントがありました。」

朝礼で主任が話している。
僕はいつも通り、前日の夜更かしにより内容が頭に入って来ないので、適当に話を聞き流す。
しばしの間、虚ろな目でボーッとしていたが、最後の一言を聞いて目を見開いたのだった。

「開院以来初めてのインシデントなのですが、再発防止のために運用を変えたいと思います。」

僕の所属している病院の歴史は十数年である。
この十数年で1度しかなかったミスのためにやり方を変えるだと…?
あ、ありえない。まじか。効率悪い…。

僕は呆然として意識が遠のいた。
いや、ただ眠かっただけかもしれないが。

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実際に色々なことが変わった。

調剤された散剤の中に散剤瓶のカケラが入っていたらしく、バラ包装の散剤から分包品に変更することになった。それに伴い、他の散剤もなるべく瓶の薬剤から分包品に変更をする流れとなったのだった。

小児科が多いうちの病院は、基本的に端数での処方が多く、分包品を開封して調剤を行なっている。

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運用等が変更になった際の僕の反応は合っているのかもしれないし間違っているのかもしれない。それは、わからない。

だが、薬剤師国家試験の勉強の世界では間違っていることは確かである。
十年に一度しか出ていない問題の対策をする必要なんて全くないのだ。

代表格が統計の問題である。
これは毎年問題が違う上にめちゃくちゃ難しい。散々勉強しても一点も点数が取れない可能性もあるのだ。
さすがに浪人時代はきっちり理解して臨んだが、現役時代はコスパ悪すぎるので最小限の努力に抑えた。

枕の文章が長すぎ、本文が短すぎるのでただ愚痴を言っただけのようになってしまっているが、統計にあまり時間をかけないことは大切である。
そして先日も同じような記事を書いたような気もしてきたが、大切なことなので2度言ったことにしよう。
ではまた明日。

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