薬剤師国家試験の噂シリーズ4<歴史的大好き薬剤師国家試験>

今回も確認する術はないが、これは正しいはずだ。
歴史的な事件や、歴史的に重要な薬が、
今売れている薬などよりも出題される可能性は高い。
過去があって今がある。
特に、
法律は過去にあった事件を契機に作られることが多い。
そのため、歴史は重要になる。

例えば薬害。
薬害が起きたことによって、法律がつくられている。
このブログは、今のところ勉強法を伝えるだけに留めておきたいため、
あまり具体例を出すのは控えたいが、
キノホルムによる薬害スモンでは、副作用救済制度や添付文書の記載要綱変更など、
様々な変化が起きている。
法律の変化は、悲惨な事故や事件が二度と起きないように、
そして患者が救済されるように
といった、薬学の進歩の証であるのだ。
その契機なのだから、出題率が高くなるに決まっている。

例えばサリドマイド。
歴史的な薬害が発生し、
一度世の中から消えているが別の適応で再度承認されている。
ただ薬害があった歴史があるため、
再承認の際、処方や服用に厳しい制限がかけられているのだ。
こういったところもおそらく出題されやすいだろう。

話はそれるが、
サリドマイド以外にも、害があって一度消えてしまった薬が必要になり、
再承認されることがある。
抗菌薬のコリスチンなども一例である。
これは、多剤耐性菌の切り札とされている。

今日はここまで。
ではまた明日。

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