インシデントを起こしてしまった。
輸液のソルデム3Aの200mLと、
ソルデム3Aの500mLを間違えて払い出してしまった。
忙しくて集中力を欠いていたのが原因であるが、
誰のせいにもできない。
病院の処方箋にはミスを防ぐような工夫がいくつもされているにも関わらず間違ってしまったのだった。
「ちっくしょー、めっちゃくだらないミスでレポート書くことになっちまった!!あとちょっとでもよく見てたら…」
男らしくない、情けない思いが胸をよぎる、、、そしてこんな風に独り言ちるが、、、
どんなに些細でくだらないと自分が思っても、
ミスはミスだし、後悔してもミスは取り返せない。
僕は、業務後にだらだらとインシデントレポートに手をつけるのだった。
今日は、ミスを防ぐことについて書く。
僕は、自己採点結果と実際の点数が毎回完全一致していた。
あと、問題の読み間違いによるミスは起こさなかった。
その工夫の一つについて紹介しようと思う。
よく、薬剤師国家試験模試が終わった後に、
俺、自己採点より点数よかったわwとか宣うやつがいるが、
自己採点と実際の点数は一致していなければならない。
なぜならこのズレは、
点数が上がるにしろ下がるにしろ、
自分のミスであり、
今回たまたまミスって上がっていただけで、
次回は点数が自己採点より下がるかもしれないからだ。
実際薬剤師国家試験で1、2点の戦いになったとき、
自分の自己採点と実際の点数が毎回ずれている人は不安でしょうがないと思う。
僕は知識が少なかったため、
自分に解ける問題はなんとしても落としたくなかった。
くだらないミスなんかで1点を落としていたら知識不足の僕が合格点に到達するのは不可能だろう。
その強い思いからの工夫をぜひ参考にしてほしい。
記号で間違いを防ぐ。
問題文には記号を書いて間違いを防ごう。
わかっている問題を落としてしまうのはとてももったいない。
よくあるミスの1つが、正しいものを選ばなければならないところ、誤っているものを選んでしまったり、またその逆である。
僕は病院薬剤師であるが、
勤めている病院では、
複数規格ある薬剤の調剤ミスを防ぐために、
院内処方箋の接尾に記号が入るようになっている。
実際に同じような対策をしている病院に実習に行った人もいるだろう。
ex)
フロセミド錠10mg▽
フロセミド錠20mg▲
このように、
記号を入れることによって思い込みによる取違ミスが減るのだ。
これと同じことをする。
例えば、正しいものを選べ だったら、
「正しいもの」という言葉の上に丸を付け、
誤ってるものを選べであったら、
「誤っているもの」という言葉の上に×とか△とかを書けばよい。
問題を読む際にこの癖をつけると、正誤の解答間違いは圧倒的に減る。
ちなみに、5択の正誤はすべて○と×で表現する。
誤っているものを選べ、
という問題で誤が答えであるからと○をつけていると混乱するからである。
【実際の写真】
僕の薬剤師国家試験本番の書き込み。×を選ぶ問題である。
正の文章には○、誤の文章には×をつけている。
何度も言うが解答になる文章に○をつけてはいけない。混乱する。
で、もう一つ。問題文の最後に、2つ選べ、または1つ選べと書いてあるだろう。
解答数も絶対間違えてはならない。これで落としたらもったいなさすぎるからである。
ここにも記号を書こう。
これで問題の読み間違いミスはなくなった。
実際に僕は正の問題は◎ 誤の問題は×
2つ選べは○ 1つ選べは□ と自分で決めて問題を解いていた。
【実際の写真】
正を選ぶか誤を選ぶか。
1つ選ぶか2つ選ぶかで記号を変えること。
ぜひ参考にしてほしい。
ちなみに今回の画像は実際の写真であり、解答が正解しているか不正解なのかは知らん。
そこは見ないこと。
ではまた明日。