薬剤師国家試験対策授業でより多くの情報を引き出すには授業の聞き方が大切である

「えーっと、糖尿病の支援チームっていうのは…」
緊張した面持ちの実習生たちを見回しながら僕は講義を始める。

薬学実習生がうちの病院に来ると、
週に一度講義があるのだが、
その1つ目の講義の担当が僕である。

内容は、
僕が行なっている糖尿病関係の活動についてで、
院内の糖尿病支援チームや糖尿病教室、そして糖尿病薬などの話だ。
この講義だが、
第1週にあるためまだみんなガチガチに緊張している。
そのため、出来るだけ簡単で面白い講義を目指しているのだが、
まあスベることも多々と言った感じなのである。

今回の実習生めっちゃ反応悪いなあ…、
余計な内容は入れるのやめるか、
と思っていた矢先、
僕がしたちょっとした質問に、
1人の女の子がすごく楽しく答えてくれた。
途端に雰囲気が和らぎ、
他の実習生達も楽しげに会話を始め、
講義の反応が良くなっていく。
僕は心の中でその子にめちゃくちゃ感謝をし、
出来るだけ多くの知識を彼らに伝えようと決めたのだった。

薬剤師国家試験対策講義だが、
講義を受ける方にも上手い講義の受け方というものがある。

具体的には、

・講師の話で笑う
・頷く
・私語はしない

である。

つまり、
講義に対して集中していますというメッセージとして、反応を良くするということが重要だ

予備校講師は、
たまに休憩のために小話をしてくれることがある。
講師の話を聞いて、
面白かったらちゃんと笑い、講義内容に納得したら頷く。
そして、
講師が喋っている時は私語は避ける。
これをやるだけで、講師はかなり講義がやりやすくなる。

実際に人前で講義をやるとわかるが、
相手の反応が良ければ良いほど自分の知識を沢山伝えたいと思うし、
悪ければ悪いほど、やるべきことだけやって早く終わりたいと考えるものだ。

生徒達の反応がすごく良ければ、

相手が話すはずのなかった情報を話してくれるかもしれない。
持って来るはずのなかった資料を次回持ってきてくれるかもしれない。

相手からより多くのものを引き出すのに必要なのは相手に好かれることである。
集団として好かれるかどうかがすごく大切であるのだ。

集団として好かれるためには、
まずは一人一人の行動を変えていく必要がある。

もし、それによって全体が変わらなくても、
講義対象の集団に気に入っている人が1人でもいれば、
相手も講義をよりしっかりとしてくれるはずだ。
そのために出来るだけ良い態度で講義を受けよう。

毎日勉強をしていて辛いと、
自分のことで精一杯になってしまう。
だが、
相手の立場に立ってみることで引き出せるものがあることを忘れてはならない。

ではまた明日。

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