薬剤師国家試験予備校は1年コースが良いか半年コースが良いか。

昨日は薬剤師国家試験不合格者のための、
薬剤師国家試験予備校や、教室の選び方について書いた。
薬剤師国家試験予備校の選び方

今日は受講期間についてである。
通常、薬剤師国家試験予備校は半年コースと1年コースがある。
春、又は初夏から通うパターンと秋から通うパターンだ。
申し込みの際に選ぶことができるのだが、
それぞれ特徴があるのでそれについて語る。

1年コースの特徴

・長い間勉強することができる。
・バイトを続けるのは大変
・リピーター(多浪)が多い

1年コースはなんといっても、
ゆったり勉強できるというのが最大の特徴だ。
講師とゆっくり関係をつくり、
なんとなく予備校で友人もでき、
と慣れてきた頃に模試が始まる。
脳がキャパオーバーということにもなりにくいだろう。

バイトだが、
早朝に起きてパン屋でバイトや
夜から居酒屋でバイトなど
バイトをしている友人もいたが大変そうだった。
授業中は彼らはふつうに寝ていた。

学生の属性としては、
リピーター(多浪)が多い。
前回の薬剤師国家試験に落ちて、
そのまま同じ予備校に入学しているような人だ。
彼らは去年からの引き継ぎなので、
ある程度人間関係のコミュニティが出来上がっている。
仲良くなったら1年のカリキュラムや流れを教えてもらうと良いかもしれない。

半年コースの特徴

・勉強期間が短い
・秋までバイトでお金を貯めることができる
・卒業延期生が多い

短期決戦タイプは半年コースが良いだろう。
秋までバイト漬けで働き、
そこから本気で勉強を始めるのも良いだろう。

学生の属性は、
卒業延期になった人が多い。
もしくは
薬局の就職が決まっていて半年間事務として働き、
その後予備校に通う人。

合格率はどちらが高い?

薬剤師国家試験の合格率は1年コースの方が高いようである。
勉強する時間がそもそも違うからだろう。
授業のクオリティはどちらも変わらない。

僕はどちらにしたか?

僕は5月までバイトをし、その後1年コースに通った。
僕が通ったのは薬学ゼミナールだったが、
当時のカリキュラムでは全科目の全範囲を3周した。
半年コースでは2周だった。
周回毎に、
ある程度発展的な内容も足されていったので
秋から2周するのはなかなか忙しくて大変そうだなあ
と他人事ながら思った覚えがある。

最後に

単純な話、
3周もすれば覚えたくなくても覚えてしまうので1年コースをお勧めしたい。
もう一度言う。
1年コースをお勧めする。
そもそも努力不足で落ちているのだから
一年間はもう捨てて本気で自分のケツを拭いた方がいいだろう。
少しでも合格の確率が上がる方を選ぼう。

おまけ

裏技だが、
卒業延期生でも一年コースに入ることができる。
学校の授業は休み、卒業試験の日だけ予備校を休めば良いのだ。
実際に予備校で仲良くなった人にいた。
結構びっくりしたと共に頭が良いなと感心したものである。

今回の記事を参考にして受講期間を決めて欲しい。
ではまた明日。

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