薬剤師国家試験で実務科目の成績に伸び悩んだ時の勉強法

薬剤師国家試験模試が既に2回ほど終了している時期だろう。
点数はどうだろうか。
なかなか点数が伸びていない人の中には、
実務科目が苦手という人が多い。幅広い知識が必要になる分野であるからだ。
実務は全345点中95点と、ダントツで配点が高い分野である。
今日は、実務科目の勉強の仕方を語っていく。

実務科目の対策は段階に分けられる。
1. 参考書、各予備校のプリントを勉強する
2. 模試の復習(簡単な問題)
3. 模試の復習(全て)

第1、第2段階までについては確実にこなすべきだが、
第3段階については、余裕があればやったらいい。
まずは、この後の解説を読んで、
自分に足りていない勉強があればそこをカバーすることから始めてほしい。

解説をしていく。

参考書、各予備校のプリント

まずは第1段階。
参考書と予備校のプリントは、同列くらいの大切さである。
参考書、つまり青本やオレンジブックは基礎的な知識が網羅されている。
この知識は最低限のものである。
本番でわからない問題が出題されたときに推理を行うために使用する武器となる知識だ。
まずは、予備校の授業をしっかりと受け、
必要な部分を自分のものにすること。

予備校のプリントの利点は、
とにかく薄い、
よくまとまっているということ。
講師も授業に合わせて作っているので、
その年のトレンドも意識した内容になっているはずだ。
ただ、予備校の授業は何回もあるだろうし、
そのたびにプリントが配られるため、
その中でも取捨選択はしなければならない。

取捨選択の方法は2つ。
・講師が今年出題されると言っている範囲。
・1つのプリントに全範囲がまとまっているプリント。

先述したようにプリントは全てやる必要はない。
出題される部分だけ勉強する。
だが、
1つのプリントに全範囲がまとまっているような資料は、
少し分厚いだろうがとにかくコスパがいい。
エッセンスが詰まりまくっている。これは完璧にするべき資料。

模試の復習(簡単な問題)

これは、模試の復習法で紹介した方法である。
自分が間違った問題の中から、
正答率が高い問題、そして難易度判定が低い問題だけを復習することで、
簡単お手軽に点数を上げることができる。
薬剤師国家試験模試の最速復習方法

模試の復習(全部)

これが今回初の話。
予備校時代に、薬剤師国家試験模試や薬剤師国家試験前に毎回やっていた方法である。
今までに受けた薬剤師国家試験模試の解説書の、複合問題の問題と解説部分をとにかく読む。
さらっと読むだけ。解かない。

これは見たことがある問題が劇的に増えることで地力が上がる。
第1段階と第2段階を行ってもなかなか成績が上がらない人は、
おそらく初見の問題にあまり対応できていない。
過去問は完璧に近いくらいできるのに、
模試になるとあまり揮わない人だろう。
わからない問題を推理して解けと言うのは簡単だが、
実際に緊張状態の中やるのは難しい。だったら視点を変えて、
知っている、見たことのある問題を増やしていこうという勉強法である。

最後に

どうだっただろうか。今日の記事がお役に立てたら幸いである。
成績は階段状に上がる。
これは実は先輩の名言のパクリ
なかなか、努力が点数につながらなくても諦めてはならない。
地力が上がれば一気に突き抜ける時が来る。
ではまた明日。

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