MRになるからぶっちゃけ薬剤師免許いりません

「MR内定出てるし、薬剤師免許いらねーわ」
こんな台詞を吐いている友達がいた。
現役時代のことである。
皆さんが通っている学校では、そういうことを言っている人はいただろうか。

もちろん弱音のうちの一つで本当にとらなくてもいいなんて一切思っていないだろうが、絶対に今年受かったほうが良い。
薬剤師にならない人ほど、薬学6年生で現役合格を目指したほうがいいのだ。
別に資格なんて使っても使わなくてもどちらでもよいが、取れるものは取ったほうが良い。
国家資格というのはよい。潰しがきく。
今はまだ予測もできない様々な理由で今後仕事を変えることがあるかもしれない。
価値観の変化や家族のこと、金銭のこと社会に出る前に描いていた青写真がずっと続く人なんてなかなかいない。

そんなとき、薬剤師の資格は自分が最低限食っていくだけの仕事を見つける手伝いをしてくれるだろう。

その時がきて、薬剤師にならないことを選ぶのもよいが、選択肢が多いに越したことはない。
で、薬剤師国家試験に合格するならば今しかない。

その理由は、主に二つある。

  • 社会人には時間がないから
  • 環境の違い

である。

まずは、社会人に時間がないことについてである。
皆さんはバイトをしているだろうか。
テスト前日にバイトをしてからテスト勉強をしたことはあるだろうか。
経験がある人は思い出してほしい。質の高い勉強をすることはできただろうか。
答えは多分ノーだろう。疲れてしまうからだ。
そして、バイトよりも仕事のほうが更に疲れると思う。
正社員の給料をもらうには多大な責任が伴うのだ。仕事が終わってから勉強、できるだろうか。

次に環境の違いが挙げられる。
周りの環境の違いである。
今は友人の誰を見ても薬剤師国家試験に向けて必死で勉強をしているだろう。(卒業試験に落ちてしまった人達はめちゃくちゃ遊んでたけど)
これが社会に出るとがらっと変わる。
昼食の時や休憩時間の会話の内容も変わる。
毎週のように誰かが旅行に行き、飲み会の話をしてくる。
そんな誘惑の中、自分だけ勉強できるだろうか。

MRになる薬学6年生こそ、未来に対する保険を作る気で本気で勉強してほしい。
薬価の値が崩れれば、製薬会社が合併すれば、いろいろなタイミングで今後MRは減る。
その時の選択肢を増やすのだ。

ではまた明日。

友達にシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする