「あれ?なんでここにいるの?」
先輩に言われる始末だった。
今日はケモの混注である。めっちゃ久しぶりである。
普段僕の空き時間はすべてDIに当てられるため、ケモ混注を何時間もやるのなんて1年ぶりくらいなのだ。
ケモとはChemotherapyの略で、つまり、がん化学療法に使用する薬剤の無菌調製ということである。
うちの病院には、安全キャビネットの他、アイソレーターがあり、そこで抗がん剤の混注を行っているのだが、この作業は慣れがものをいう。
久しぶりに、本当に数カ月ぶりにケモの混注に入った僕は、混注のスピードがめちゃくちゃ遅いだけでなく、凍結乾燥品のバイアルを何mLで溶解するか、という基本的なことまで忘れていた。
針刺しなくてよかった。ほんとに。
点数配分によって勉強時間は変えるべきである。
だが、全く勉強をしなくなるのはまずい。
日々やっていないことの知識はあっという間になくなってしまう。
たまには見ることが大切である。
物化生のことである。
勉強時間の振り分けが非常に難しいが、絶対点数を取らなければならない部分はちょくちょく復習すること。
ではまた明日