薬剤師国家試験の準備さえしっかりすれば暗記の必要さえなくなる

「おーい、予製作っといてくれー」
「はーい!わかりましたー」

ある日の薬局での出来事である。
薬局では、スピードが命である。

患者は、体調が悪い中、
僕たちの調剤が終わるのを待っているからだ。
そのため、
調剤に時間がかかるような処方は、
前回の処方をみてあらかじめ準備しておくのが基本である。
患者のDO処方の錠剤をユニパックに入れた後で、
指示を受けた薬の予製を作り始める。

軟膏のミックスだ。
引き出しいっぱいになるまで作るため、
なかなか面倒くさい。
ちなみにこの行為は、
計量混合調剤加算といって、
2つのお薬を混ぜ混ぜしたときに追加料金をとれるというものだが、
予製剤を使用すると追加できる料金が1/5になってしまうという悲しい制度となっている。
頑張って準備したほうが安いとは…。


ああ、
で、今日のブログで何が言いたいかというと、
薬剤師国家試験の勉強は常に準備であるのだ
ってこと。

休み時間や、前日に確認するものを決めておいたらいい。
常に、薬剤師国家試験前日にはどうするか、や
当日どうするか、
あと1時間後に薬剤師国家試験やりまーすと言われたら、
どこを確認するのが自分の点数が最も上がるのかを考えながら日々を過ごすこと。

参考書に付箋を貼っていくとして、
国家試験の直前には1日で1つの教科の確認が終わる分量の付箋にしなければならないし、
覚えた部分の付箋はいつまでも貼っていても仕方がないので剥がす必要がある。
時間短縮になり、
確認すべき分野だけ高速でまわせる。

ここまでは、
いつも言っていることなんだけど、こっからが本番。

ある程度勉強すると見えてくることなんだけれど、
どうしても覚えられないとか
どうしても間違えてしまう分野ってないだろうか。

多分あると思う。
というか僕にはあった。
そういう時どうするか。
そもそも、
そんな時間をかけてそこを覚えなければならないのか?
って考える。

そして、

実際にどうしてもできないところなんて、覚えずに薬剤師国家試験には挑んだって大丈夫なのだ。

ただ、工夫はしなければならない。

自分のいつも使ってる裏紙かなんか、
ゴミみたいな紙にでも、
どうしても覚えられない事柄を書いておいて、休み時間にそれを確認する。
問題用紙を配る直前までその紙を確認して、
テストが始まったらまずそれを書けばいい。
テスト用紙を配ってから試験開始くらいまでなら頭にとどめておけるだろう。

実際に僕の薬剤師国家試験本番では、
セイユ―で3冊300円くらいで購入したおえかき帳にどうしても暗記できなかった事項を1ページ1科目で書いておき、
それを見て過ごした。

自分が暗記してきた事項の確認は前日までに終わらせているから本当にそれだけを見て過ごした。

これで、
覚えられないものをわざわざ時間をかけて覚える必要はなくなった。

ただ、
努力で暗記できることは全てちゃんと暗記すること。
そうしないと直前に見るものだらけで、
爆発するし時間も全然足りなくなる。
これは言ってみたら裏技なのである。

今日のまとめは、
常に薬剤師国家試験前日にどうするかということを考えながら準備する
最小限の時間で復習できるよう、確認すべきところはどんどん減らしていくこと
どうしても覚えられないところだけ、紙に書いて薬剤師国家試験の会場に持っていくこと

以上である。

ではまた明日。

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