薬剤師国家試験に合格するための模試の復習の仕方

薬剤師国家試験模試の結果が返却されると、みんな模試の結果を比べだす。
僕は、おおむね計画通りの点数がとれていて、6年間ずっとビリから成績を数えたほうが早かったが、一気に友人たちの点数を抜いた。(最終的に、年明けに急速に失速して国家試験には落ちたが)

模試の結果を見て、目標通りの点数を取れた方も、自分の点数が悪くて絶望している方もいるだろう。目標通りの点数を取れた方は、そのまま勉強を続けていけばいいし、思う通りの点数が取れなかった人は、講師や教授に相談をして、勉強法を変えたほうがよいのかもしれない。
どちらにせよ、今日の話は覚えておいて損はないだろう。

今日は薬剤師国家試験模試の、最速の模試の復習の仕方を書く。
早速方法である。
まずやるべきことは、模試の結果に線を引いて、その問題だけ復習すること。
そして、復習の後に、青本やオレンジブックなど自分が使っている参考書に線を引くことである。

必要なものは、蛍光ペン。

で、線を引くところであるが
・正答率50%以上の問題で、自分が間違えた問題
・問題の難易度が一番低い問題で、自分が間違えた問題

以上2点だけである。
線を引いたら復習。
先日、問題を解く際には、問題用紙に解いた際の考えや気持ちを書くこと、という話をした。
模試でやるべきことは解いた過程を残すこと
それを見つつ解説を確認して、どこでつまづいたのか確認してみよう。そして、問題を解けるようにすること。もちろん、類題が出ても解くことができるよう、周辺知識も確認すること。

そして復習の後には、青本やオレンジブックなど自分が使っている参考書を照らし合わせ、その問題に該当する記述に線を引くのである。これで、模試の情報も参考書に集約することができ、復習の効率が上がる。
参考書に引く線は、先日話した通り、模試の記述であることが一目でわかるよう、普段と別の色のペンで線を引くこと。
色々な授業を受ける人はマーカーペンの色を変えること

何度もこのブログで書いていることだが、薬剤師国家試験に受かる方法は、大多数の人が正解できる問題を落とさないようにすることである。その根拠をここで示そう。先ほど書いた、2点
・正答率60%以上の問題で、自分が間違えた問題
・問題の難易度が一番低い問題で、自分が間違えた問題
これを、全て正解したと仮定して自分の点数に足してみると何点になるだろうか。
おそらく限りなく合格点に近くなるか、合格点を超えた点数になるだろう。つまり、簡単な問題だけ復習すれば合格できるのだ。ちなみに、模試は第一回、第二回と受験者の学力が上がっていくため、正答率60%以上の問題は次第に増えていくはずである。
そのため、次回以降の模試も同じように復習していけばよい。
該当の問題が少ない場合には、正答率が少し低い問題にもチャレンジしてみよう。
浪人時代の僕は、成績が上がってしまって、特にやることがなくなってしまったので正答率50%以上の問題まで復習していた。だが、正答率50%より低い問題まで復習範囲を広げるのは個人的にはコスパが悪いと思うので、見もしなかった。
下に実際線を引いた写真を載せる。学生時代のものだ。

難易度1(薬学ゼミナール模試でいう☆1つの問題)、と
正答率が高くて自分が間違っているものに線を引いた。

今回の話は、簡単にまとめると、簡単な問題だけ抽出して復習するってことである。
薬剤師国家試験勉強では、とにかく時間がない。
そして模試は、二日間をフルに使って行われるものである。そのため、すべての問題を復習するとなると、それ以上の時間がかかってしまう。
最速で模試の復習を終え、効率よく点数を上げて、日常の勉強に戻ってほしい。
ではまた明日。

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