薬剤師国家試験の勉強は過去問と周辺知識も

数ヶ月前のこと、漢方生薬認定薬剤師の試験を受験を終えた僕は、試験の内容に怒っていた。
友人に愚痴を言う。
「全然過去問通りじゃねーじゃん!全然知らない問題あったわ、やべーよ」
友人は呆れ顔で言った。
「お前、大学時代過去問しかやらなくて何度も裏切られてたのに未だに学んでねーのかよ。つーかまだ大学生みたいなこと言ってんなよ。」
「ぐぬぬ…」
大学を卒業して四年経つともう大学生の気持ちなんて忘れてしまうものらしい。友人のストレートなド正論に、僕は言い返すこともできずに話題を変えるのだった。

しかし、全ては茶番の会話なのである。
もちろん過去問のみをやることなんてないのだ。
問題は、完璧に解けるようにするが、出題された問題は類題が出題されても絶対解けるように周辺知識も勉強した。

1週間くらいしか勉強しておらず、突貫工事のような勉強であったが、結局合格することができた。テストに合格するための勉強をしてる時点である意味最悪であるのだが、ともかく目的は合格であったのでよかった。

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先日も記事に書いたが、過去問をそのまま暗記するだけでは、薬剤師国家試験に合格することはできない。一度出た記述がそのまま出題される可能性はかなり低いのだ。同じ問題が出題されていたとしても、言い換えがされていたり、問われる場所が変わっていたりするためだ。

青本などの参考書を見るときは、出た問題をそのままやるのではなく、周辺の知識も確認することが大切である。
過去問の絡みで、まだ問われていないところ、もしくは言い換えが可能なところを勉強するとよい。

ではまた明日。

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