薬剤師国家試験に合格するためのゴールから逆算する勉強法(その2)

前回は、薬剤師国家試験何点取って合格するか、
内訳を決めてから勉強するという勉強法をブログにてお伝えしている。
参考:(https://e-i-to.com/?p=108)

これが、
僕が勉強前に実際につくった
卒業試験の点数内訳である。
(わが母校の卒業試験は、薬剤師国家試験と形式が同じであったため、卒業試験の勉強時点でこれを考えている。ちなみに卒業試験には足切り制度は存在しなかった。)

物化生 10/60
衛生 32/40
薬理 37/40
薬剤 32/40
治療 28/40
法規 27/40
実務 66/95

では、今日は内訳の解説をしていく。

まずは物理化学生物は無視

まずは、
僕のような何にも今まで積み上げて無かったクズがやるべきことは、
物理化学生物を無視することである。

見ればわかる通り、
物理化学生物よりも
衛生、薬理、薬剤、治療の配点が多い。

その理由としては、
僕たちは薬剤師になるからである。
学者になるのではない。
社会に出てから直接的に役に立つ知識の方がウエイトが大きいということだ。

薬理は満点を目指す

そして
この全科目の中で一番重要なものはなんだろうか?
薬理である。
これだけはどう頑張っても避けることが出来ない。
参考書のどんな細かい記述でも覚えなければならない。
そのためこれは9割取る。ちなみにこれは9割を目指すということではなく、満点を目指してミスって9割である。

衛生と薬剤は9割を目指す

次点で衛生と薬剤。

オレンジの人達に昔言われた。
薬理と衛生が合格の鍵であると。
そして僕は実際に衛生の足切りで落ちたのである。
衛生は難しい。
かなり勉強しなければならない。
9割とるつもりで行ってミスって8割前後。

薬剤についても9割取るつもりでミスって8割前後狙いである。
計算が苦手だから捨てている人がいるが、
計算は死んでもやるべきである。
過去問を抑えておけば大抵の計算問題は解けるはずであるからだ。
計算問題は、
入り口は難しそうに見えるが、
慣れてしまえばほとんどワンパターンなので難易度はそこまで高くない。

治療を勉強しすぎない

治療については深追いしないのがコツである。
重要部分を抑えておけば7割くらいまではすぐに伸びるが、それ以降の時間対効果が低すぎる。
国試でも誰も解けない問題が出るし、
極めようとしても損するだけである。
その時間を別の科目に回した方がよっぽどいい。

法規は9割取れる科目

法規についてはとにかく愚直に過去問を解く事によって8から9割に到達する。
よってこれも時間をかけるべき教科である。
法規については変わってしまった法律には注意しなければならない。
自分で調べるのは効率が悪いので予備校講師や教授に任せよう。彼らが配る資料は最新の法律問題で構成されているはずだ。

実務は7割だけどもブレは出る

実務は7割としたが、
これが一番ブレが出てくる科目ではないだろうか。
全然わからなくてもとにかく食らいつく姿勢で挑もう。
絶対出るような問題はいくつかあるので、
割と初期はすぐに結果につながる科目でもある。

物理、化学、生物は結局…?

はい、最後は物理、化学、生物。
点数調整用。必須しか点数取る気なかったです。

物理、化学、生物については、また次回解説と私見を話す。
ではまた明日。

友達にシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする